暮らしの行政書士受験

がくしゅうの記録

行政書士試験:勉強と本番結果の振り返り②個別科目

個別科目について役に立ったことを書き出してみます。

一番時間をかけたのは行政法です、とにかく他の受験生と同じような理解ができることを心がけました。その時に注意していたのが分野べつの重要度です。どの基本書にもAランク〜Cランクという優先順位づけがありますがこちらを参考にしました。

行政法についてはどの教科書を読んでも分かりづらいと思います。だからと言って大学の教科書のような本に手を出すことはやめたほうがいいです。私は分からないところは複数の教科書を立ち読みすることと、分かりづらいことの背景には実際の事案があることが多いので、そのような事案をネットで検索しました。分かりづらいことは結局実際の行政の場面でも少し無理があるというか、事情があるんだなーというような割り切りをしていました。

その次に時間をかけたのが民法ですが、かなり割り切って勉強をしていました。学部時代の知識と他資格での勉強経験があるのでまず過去問から解き、復習するという行政法とは別のアプローチを取りました。過去問を回した結果、無理やり難しくしているように感じましたので、こちらも他の受験生と同じような得点ができるように意識をしました。具体的には民法総則、物件、債権の頻出分野を落とさないようにしました。記述対策のために、それぞれの分野の代表的な概念の定義、要件効果を簡単に写経した(PC)のがとても役に立ちました。

全く時間をかけなかったのが教養分野です、特に文章理解はあまり対策をする意味がないと思ったので文章理解にしっかりと時間をかけることができるように、他の科目を早く終わらせるようにしました。

その他科目は、憲法は条文を通読し(3回程度)過去問を2回くらい回しました。政治思想みたいな問題だけはある程度基本的な考えを覚えました。こちらについては現場で原理原則から考えたらなんとかなるかなと思っていました。

商法・会社法については勉強時間が足りなかったので、テキスト通読と過去問のみです。こちらは5割できればいいかなと割り切って臨んだのが良かったです。

記述問題は対策本を直前にブックオフで手に入れたのがとても役に立ちました。過去問についての複数の回答例をある程度まとまった数確認することで、どのような回答が良いのかを確認することができました。ポイントは問いに答えるという姿勢と、100点の回答ではなく部分点でもとにかく狙うということです。予備校の作成している解答例はほぼかけないと思ったほうがいいです。あのような解答例を書くにはそこそこの勉強時間と各科目への深い理解がいると思いますが、正直なところ行政書士試験にはそこまで不要だと思います(コスパが悪い)。

今年の問題について、試験会場で問題を見たときになんか書けそうだけど知識が曖昧だな、、、と一瞬絶句しましたがとにかく問いに答えることと、知識が曖昧でも書くことで食らいつくことと、分かりやすく回答することを意識しました。

多肢選択問題は過去問のみです、、、こちらは思い込みで選択肢を選ばないように、選択肢をしっかりと読むことを心がけました。